2017年9月30日土曜日

ライフネット生命 出口さんの講演会に参加してきた!!最近の高校生すごい!

ライフネット生命創業者出口さんの講演を河合塾天王寺校にて、拝聴してきました。
講演は今日も、いつもどおり素晴らしく、とっても楽しい時間でした。

いつもは年上世代がほとんどの出口さんの講演会ですが、
今日は参加者大半が高校生だったので、びっくりしたことを書いていきたいと思います。

高校生、素晴らしく、めちゃくちゃ意識高いです!!


一般の人の参加もオッケーということで、軽く100人程度は
集まっていたと思いますが、9割は高校生とのこと!!!
(受験生時代を思い出しながらみる景色は、なかなかの壮観でした。)

河合塾に通う方のかなりの割合が受験を控えた高校三年生や浪人生でしょう。
本日は、9月30日、センター試験まで、あと103日だそうです。

10年ほど前、私も河合塾の某校舎に通ってましたが、このような講演があっても
当時なら、一個でも英単語覚えておこうと思って行かなかったかもしれません・・・。

一緒に彼ら・彼女らと机をならべてみて、
こんなに一生懸命、集団で誰かの話を聞く機会ってあんまりないなーと思い、
そこで受けた衝撃を因数分解すると下記のとおりです。

●高校生の凄さ!!


1.受験間近でありながら参加するところ!!!

 ・センター試験、100日ちょっと前で参加する好奇心の高さ素晴らしい!

2.話をちゃーんと聞いているところ!!

 ・90分集中して、楽しくみんな聞いていました!
 ・普段は、出口さんの講演の参加者でわざわざ参加されているのに
  思いっきり寝てたりする人も結構いたりするので、空気が全然違いました。
 ・世の中の大人に、人の話を聞くってこういうことだよーと教えてあげたいくらい
  でした。

3.本が売れる売れる!!

 ・著書『世界一子どもを育てやすい国にしよう』を講演後、かなりの高校生が購入。
  出口さんのサインを求めていました。
 ・じぶんのお小遣いで買っている姿をみて、かなり衝撃的でした。
  本一冊買うのを渋ってたらあっという間に彼らに追い抜かれると思います・・。

●意識高い人を揶揄してたらやばいですね。。。


こういう講演会に参加する人が、「意識高い」と言われることがあります。

どういう考えでもって、他にもっと楽しいことがあるのに、
休日にわざわざ講演なんか参加するのだろうか〜という純粋な疑問から、
はたまた、数は少ないでしょうが、揶揄を含んだ発言であるケースまで
あるのではないかと思います。

今日参加した高校生たちは、別に起業をする人とか1%とかの特別な人ではなく、
いい大学と言われる場所を目指して、塾に通っているある意味普通の高校生なんです。

そんな彼らが、すべからく土曜日、センター試験103日前に出口さんの話を
面白かったね〜!!と聞いている事実を目の当たりにして、
次の世代が世の中にインパクトを与える準備、始まっているのをかんじました。

出口さんが、よく物事の正しく理解するには、タテヨコの観点から判断しなさいとおっしゃられます。
確かに、同じ世代や年上世代だけを見ていると、意識高い(笑)と思われても
やむなしかもしれませんが、後輩たちは目が本気です。

ちゃんと勉強していこう!!

出口さん、そして河合塾 公民科講師の竹村先生、このような機会をいただき、ありがとうございました!!

●本の紹介


・講演テーマをまとめた本は下記リンクから購入いただくことができます。
・私も当然拝読しましたが、タレヨコの事実をベースにまとめられているので、非常に参考になります!!




●最後に


お読みいただきありがとうございました。
更新情報などお届けしたく、よろしければtwitterもフォロー頂けますと幸いです。
@kikkkkku

2017年9月20日水曜日

懐かしいインターネットの話

企業の情報システム部さんを訪問するのが日課である。

いつもの商談で、本題の提案に入る前に、「アイスブレイク」を行う。アイスブレイクとは、”暑いですね”とか、”もうかりまっか?”とか、”連休はなにしてました?”とか、たわいない話をして、お互い話がしやすい関係を作ることを目的とした行為のことだ。アイスブレイクは、一般的に営業マンから仕掛けることが基本と営業研修などで習うが、お互いが自己開示をしないと、ビジネストークをする上で必要となる信頼関係は築けない。対等にお互いの利害を一致させていくBtoBの商談においては、アイスブレイクは、お互いの責任で行う儀式である。いわば、できる社会人共通のマナーだ。

 時にアイスブレイクが盛り上がって、本題になかなか入れない時があるのだが、今日はこんなことを話した。懐かしいインターネットの話だ。

 今日の訪問では、アイスブレイクでひょんなことから、当時20歳くらいのお客さんが、いわゆるパソコン通信(インターネットを通して、テキストだけでメッセージを交換するサービス)をしていて、静岡県〜奈良県といった遠距離でありながら、知り合って、デートをして、付き合ったという話を聞いた。

 テキストだけという点で、非常に特殊である。メラビアンの法則では、見た目から9割相手の印象を感じ取るそうだ。

 2017年現在ではあんまり考えられないような出来事にビックリするのと同時になぜか自身も体験したことがあるかのような感慨深さを覚えた。
 お客さんの話を聞いて私も下記のような自己開示をしたら、今すぐ飲みに行きたいと思えるくらいに共感レベルが高まった。

 かくいう筆者も2002〜2004年くらいは、中学校の部活から帰ったらオンラインゲームのハンゲームで知らない人と大富豪やらチャットやらにはまっていた。
 そこでは、お客さんのような恋愛体験こそはなかったものの、顔を知るすべのない他者と親密な時間を過ごしてきたのだ。
 中には1月1日に、お年玉といってゲーム内で使える仮想通貨”ハンコイン商品券”をくださる方もいた。確か金額は500円だった。中学生には500円は決して少ない額ではない。

 金額以上に嬉しかった。親戚以外でお金をかけてまで、優しさを示してくれる人がいることに、なんとも言えない喜びを感じたことが今でも脳に刻み込まれている。
 残念ながら、当時の人たちと今でも繋がるということはできていないものの、今でも彼らの優しは筆者の心の中で、生き続けている。
インターネットが優しかったと言われる頃の話である。

 ここ最近のインターネットでは、知らない人同士が繋がるハードルが低くなった。
便利になりすぎたと思うときもある。
 
 顔の素敵な人と年収の高い人がマッチングすることに特化した出会い系があり一部の人の価値観を変えてしまった。匿名で実名の誰かを簡単にバッシングできるほどに、通信コストは下がりUIは便利になっている。
 とりあえず顔は知らないけど繋がってみて、0からコミュニケーションをとってお互いに支え合う関係を作るなんて余裕は忙しい私たちにはもうないのだろうか。

 当時の単純に文字と文字だけで繋がって、話をしているうちに趣味が合うなどして相手のことをもっと知りたいと思うような機会は、一体今後あるのだろうか。ちょっと寂しい。かくいう筆者も昔と同じことをやろうとはなかなか思わない。。。

 何が本当に大切なのか。ゆっくり立ち止まって、インターネットとの付き合い方を考え得るべきタイミングになっているのかもしれない。

●書籍の紹介
優しいインターネットとかの話は、家入さんの”さよならインターネット:まもなく消えるその「輪郭」について”に詳しく書かれているので、おすすめです。個人的には、同社著書でヒットしている、”なめらかなお金がめぐる社会。 あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。”よりも好きです。

また、”さよならインターネット”の中で家入さんが紹介している”弱いつながり 検索ワードを探す旅”も、現代SNSのつながり感を巧みに説明していて、私はすごく共感が持てました。

●書籍はこちらから購入いただけます。
(いずれもkindle版に飛びますが、紙の本も選択可能です。)

2017年9月19日火曜日

これからの時代のブログの存在意義って何だろうか?

ブログとは、今も昔も、インターネットが使える環境さえあれば、
誰もが、いつでも、自由に好きなことを書いて世界に発信することができるメディアだ。

20世紀。テレビ、新聞、ラジオなどに代表されるマスメディアがメディア会の主役の座に居座り続けた。テレビに映っているコトが、学校のみんなの関心ごとだった。

21世紀。その初頭、多くのブログサービスが公開された。
日本では2003年をブログ元年と呼んでおり(2004年という説も多数あり)、
”はてなブログ”、”seesaa”、”ココログ”など有名ブログサイトが誕生した。
※余談として、筆者は、2004年ローンチのNHN JapanのNaverblog(のちのCURURU)や、さるさる日記で中高生の青春時代を過ごした。

◉これまでのブログの役割

ブログがこれまで担ってきた役割は、主題ではないので、
だいぶ大まかにいうと、私たち一般人の、以下のような欲求を満たしてきたように思う。

①発信欲求
・誰もが自由に使えるブログだからこそ、
言いたいことも言えない世の中で、ライトに、言いたいことが言えるようになった。

②繋がりたい気持ち
・言いたいことが言いづらい世の中だからこそ、ブログに書いた記事を読んで、
同じ感覚を持っている人と出会えて、安心感を抱いたり、同士を見つけたり、
いろんな繋がりを育んできたのもブログなんじゃないか。
今後も、これらは世の中で大事な役割を果たしていくことでしょう。

そして、ここからが今日の記事の本題。

◉これからのブログの役割

●結論:これからのブログは・・・!

①”ほんとうのコト”を知るための情報プラットフォームになる
②そのプラットフォーマー(ブロガー)たちの生計の拠り所となる

インターネットの世界では、検索結果から
欲しい情報が見つからない時代になって久しいように思う。

例えば、夜ねれない人とかって”眠れない 原因”とかで検索すると思うのですが、
2000年とかインターネット初期の頃だったら、ヤフーのディレクトリ検索とかで
ちゃんと調べて書かれているなあというホームページがヒットしていたと思うんです。
それにhtmlベタ打ちで、背景真っ黒なんだけど手作り感満載な温もりもあった。

でも、ここ最近だと、なんたらとかいうホルモンが出るサプリメント、枕、布団などを売ろうとするウェブサイトばかりになってるなーと思うんです。

これらのサイトって大概SEO対策もしっかりしていて、検索順位の上位を占めてたりするものですから厄介。眠れない時に本当に知りたい情報にたどり着けず、余計に眠れない現象を引き起こしているんじゃないか?

Webサーバのコストも下がり、その上、スマホ時代にシフトし、ECでショッピングする人が増えたのも、”売れりゃなんでもいい”記事量産時代の背景でもありそうです。。。
(もちろん、これらの上位検索結果に表示される記事にも人々の役に立ちたいとか願いながら書いている記事もきっとあると思いますが。)

こんな時代背景ですから、一次情報にちゃんと当たって執筆している記事や、
実際に自分で使った上で商品をおすすめするブログにこそ価値があるわけです。

結果的にそれら記事は流行ってて、作者たちにお金や信用が集まりはじめているんだろうなーと思います。
既に、プロブロガーの記事やyoutuberの投稿を見て、商品選択の参考にしている人も既にたくさんいますね。

筆者も駆け出しブロガーとして、
情報社会を生きる我々の生活に資する良質な情報提供をして、
読者の方がリピートしてくれるような記事を書いていきたいものです。